最近、情報商材が増えてきました。そして、騙される人も増えました。
情報商材ビジネスは巧みにできているので、初見では騙されてもおかしくありません。自分も騙された経験があります。
はっきり言いましょう。
情報商材にお金と時間を費やすのは無駄です。
特に個人が運営していると思われるものは要注意。誰の監視下にも置かれていない野良的な商材はやりたい放題なので、高額なわりに内容はゴミだったということもザラにあります。
商材屋がなぜこういったことをするのかというカラクリも本記事内で解説していきます。
本記事は、これから情報商材を購入しようか迷っている人、もしくは騙されたのでは?と思った人に読んでほしい内容になっています。
本記事にたどり着いた人は情報商材に何かしら接点がある人だと思うので、参考にしてもらえれば幸いです。
それ、情報商材じゃない?
情報商材(じょうほうしょうざい)とは、主にインターネットなどを介して売買される情報のこと。「情報」の内容自体が商品となるものである。情報商材を販売することを情報販売と呼び、情報商材の販売を職業として始めることを情報起業と呼ぶ。
引用:ウィキペディア
情報商材とは、情報そのものが商品になるもの全般を指します。
たとえば『ブログで稼ぐ方法』とか『プログラミングの学習教材』とかが当てはまります。
これから商材を購入する人によくあるのは、
そもそも情報商材だと認識していないということです。
まずは自分がこれから買おうとしているものは情報商材ではないか、という疑問や認識を持つことが非常に大切です。
なぜ情報商材に騙されるのか
情報商材に騙されてしまう人の特徴は大体以下の2つです。
- 決定的な成功法則があると思っている
- 誰も知らない裏技があると思っている
情報商材を購入する人によくある共通点は『ここにしかない情報があるのでは』と期待していることです。
残念ですが、そんなものはないと思った方がいいでしょう。
成功法則や裏技なんて存在しない
はっきり言います。
成功法則や裏技なんてものはありません。
まずはこの事実を受け止めることが第一歩。
これができないようなら、仮に有益な情報商材を買ったとしても成功することはないでしょう。
何かを学習するだけなら、わざわざ高額な商材を買わなくても書籍などで十分です。
しかし中には高額なものを購入してしまう人もいる。その理由は、高いものには誰も知らない情報があると思い込んでしまうところにあると思います。
情報商材屋はそこに漬け込んでいるんです。
「本に書かれていることばかりだった」
「どこかで聞いたことある言葉ばかりだった」
これは情報商材を購入した人からよく聞く声の一つです。
では、なぜ情報商材に騙されてしまうのか。
それは『LPに書いてあることを本気にしてしまうから』です。
そもそも、LPに書いてあることのほとんどは嘘です。
嘘は言い過ぎだとしても、誇大広告まがいなことを平気でやっている情報商材は腐る程あります。この辺は次の項目で解説します。
情報商材を買っても成功しない理由
なぜ情報商材屋はLPで嘘をつくのか。
ここに情報商材で学んでも成功しない理由があります。
彼らの目的はずばり『儲けること』。
もっと言えば『お金を手に入れた時点で成功』ということです。
稼げればなんでもいい。
こう思っている情報商材屋は非常に多いです。
そういう人は商材の中身で勝負するよりも、セールスで稼ぐ方が手っ取り早いことを知っています。
だからLPをリッチデザインにしたり、カモが好きそうな言葉を並べたりなど、この商材で学べば儲けられそうな雰囲気を作るだけでOK。これでカモはお金を落としてくれます。
彼らはここがゴール。カモはここからがスタート。
しかし残念ながらカモがスタートを切ったあとに彼ら商材屋はあまり関心を持っていません。なぜなら、彼らの目的である『儲ける』はすでに達成されているから。
中身はスカスカでも、LPが魅力的なら夢を見させることができる。カモはその夢に対してお金を払ってしまう。
そもそも中身なんてないから、情報商材で成功する人が一向に現れない。
これが情報商材というものです。
情報商材に騙される前に。確認しておきたい3つのこと
情報商材を購入する前は絶対にリサーチしておきましょう。
特に注目しておきたいことは以下の3点。
- その情報商材で成果を出した人がいるか
- SNSでの口コミ
- 運営者について
その情報商材で成果を出した人がいるか
まず第一にやってほしいことは、その情報商材を買って成果を出した人がいるのか確認することです。
情報商材に手を出す人には共通して『成功したい』『成果を出したい』といった気持ちがあると思います。
実際にその商材を購入して成果を出した人がいるのか。これをリサーチするのはある意味当然と言えるでしょう。
情報商材で成果を出している人を探す方法は、SNSで検索すること。
商材名で検索すれば受講者を見つけられます。彼らがどんな内容を学んでいるのか、ちゃんと成果が出ているのかを確認してみましょう。
間違えてもLPに書いてあるレビューは参考にしないでください。
あれは情報商材屋がいくらでも都合よく書き換えられますからね。ほとんどは捏造か盛りすぎのどちらかです。
そもそも成果を出している人がいなかったら、本当にその情報商材を購入していいのか疑問に思うべきです。
SNSでの口コミ
SNSには本音が書かれていることが多いので、本当の口コミ評判を目にすることができます。
最近は暴露系と呼ばれる人たちが目立っています。彼らの発信を見て情報商材の胡散臭さに気付く人も増えています。
2021年初には、信者が多い某ビジネス系インフルエンサーがマークされ、実態が暴かれてしまったこともありましたからね。
受講者の口コミの”質”にも注目したいですね。
「とにかく最高でした!」などの具体性に欠ける言葉が並んでいる場合は、ただの盲目な信者が言ってるだけの可能性があります。
要は『自分で考える能力がない信者』ということですね。
彼らの言葉を聞いても何も価値はないので、参考にするなら「〇〇の〇〇は〇〇に活かせそうでした」など、具体的に褒めている口コミを探しましょう。
ただし最近は運営者からのRTを狙ってか、本音はゴミだと思っていてもわざといい評判を書く人も少なくありません。ストレートに書くことができない人も急増していますね。
こういうツイートに騙されないようにも気をつけましょう。
Google、Yahooなどの検索エンジンを使うのはあまりおすすめしません。なぜなら、忖度された意見が多いから。
SNSとは対照的に、検索エンジンでは記事の執筆者に都合がいいように書かれていることも少なくありません。例えばアフィリエイト目的だったり、案件だったりすることもありますからね。
運営者について
特に法人の記載もなく、個人で運営していると思われるものは要注意です。
最近よくあるのは、フォロワー多い人(インフルエンサー)が運営しているから大丈夫だと思って購入してしまうケース。
個人的にはこれが一番厄介であり、最も注意しなければならない事例だと思っています。
これを言いたいがためにこの記事を書いたと言っても過言ではありません。
インフルエンサーとはいえ、彼らは『儲けたい』が先行しているでしょう。もしボランティアで同じことをやれと言われたら絶対にやらないと思うので。
本気でユーザーのことを考えているなら、わざわざ高額で売りつけなくていいはず。高額で売らなきゃいけない理由は、自分が儲かりたいから。人によってはスタッフにお金を払わなきゃいけないから。これ以外に理由はないでしょう。
高額だからといって、間違えても『そこにしかない情報がある』とは思わないでください。
そんなのLPでいくらでも嘘ついたり盛れるので。
この誇大広告まがいなことに騙されてしまう人は本当に多いので、何度でも口を酸っぱくして注意喚起します。
情報商材の口コミを調べるだけでなく、運営者個人や企業の評判も一緒に確認しておきましょう。
情報商材に騙される人が減ることを祈って
情報商材に騙されてしまう人が後を断ちません。
騙された人の中には「まさか自分が…」と振り返る人がとても多いので、今まさに何かを買おうと検討している人はよーーーく考えてくださいね。
そのお金でできることは他にたくさんあると思うので。
情報商材屋に騙される人が減ることを祈っています。
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